朝ドラ『風、薫る』視聴率を徹底解剖!初回14.9%から最終回・歴代比較まで
2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』は、2026年3月30日に放送を開始し、9月25日に最終回を迎えました。ビデオリサーチの関東地区データによると、初回の平均世帯視聴率は14.9%、最終回は14.5%、全130回の期間平均世帯視聴率は13.8%でした。前作『ばけばけ』の期間平均15.2%を1.4ポイント下回り、歴代朝ドラとの比較でも厳しい数字となりました。
一方、放送期間中には世帯視聴率16.9%を記録した回もあり、リアルタイム視聴率だけでは作品の評価を判断しきれない側面もあります。ここでは、各話・週平均視聴率の推移、前作『ばけばけ』や後続作『ブラッサム』との比較、歴代ランキング、視聴率が伸び悩んだ背景まで、2026年10月時点の公表データをもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 初回・最終回:初回14.9%、最終回14.5%。全130回の期間平均世帯視聴率は13.8%。
- 前作・後続作との比較:『ばけばけ』の初回16.0%、期間平均15.2%に届かず。一方、『ブラッサム』は初回15.5%でスタート。
- 歴代での位置づけ:期間平均13.8%は歴代ワースト3位タイと報じられた数字。ただし、タイムシフト視聴を含めると評価の見え方は変わる。
【結論】朝ドラ『風、薫る』の視聴率は?初回14.9%から最終回までを整理
『風、薫る』の視聴率を振り返るうえで、まず押さえておきたいのが、初回・最高回・最終回・期間平均の4つの数字です。ビデオリサーチの公表データと放送終了後の報道では、関東地区の平均世帯視聴率は次のように整理されています。
- 初回(3月30日):14.9%
- 最高視聴率(第48回・6月3日):16.9%
- 最終回(9月25日):14.5%
- 期間平均(全130回):13.8%
平均個人視聴率は、初回が8.3%、最高回が9.4%、最終回が8.0%、期間平均が7.6%でした。世帯視聴率と個人視聴率のいずれも、6月3日放送の第48回が番組最高を記録しています。
注目したいのは、初回14.9%から最終回14.5%への変化だけを見ると、下落幅は0.4ポイントにとどまることです。最終回が初回を大きく下回ったわけではありません。しかし、全130回の期間平均は13.8%となりました。これは、初回や最終回だけでなく、放送期間中の視聴率がどの水準で推移したかが、最終的な評価を左右することを示しています。
また、初回視聴率14.9%は、前作『ばけばけ』の16.0%を1.1ポイント下回るスタートでした。朝ドラは初回の数字だけで作品の成否が決まるわけではありませんが、シリーズの新作にどれだけ視聴者が集まったかを示す、ひとつの出発点になります。

【各話・週平均視聴率】序盤の下落から最高16.9%までの推移
『風、薫る』の序盤は、初回の14.9%から第2回以降に数字が下がり、第2週には13%台前半まで落ち込みました。その後は持ち直す回もあり、6月3日の第48回には16.9%に到達しています。初動で視聴者を十分につかめなかった一方、放送期間中に番組最高値を更新した点も見逃せません。
視聴率まとめサイトに掲載された第1回から第10回までの関東地区の数値を整理すると、次のとおりです。世帯視聴率に加えて個人視聴率を見ることで、初期の変化をより細かく把握できます。
- 第1回(3月30日):世帯14.9%、個人8.3%
- 第2回(3月31日):世帯14.2%、個人7.9%
- 第3回(4月1日):世帯14.0%、個人7.8%
- 第4回(4月2日):世帯14.0%、個人8.0%
- 第5回(4月3日):世帯14.3%、個人8.1%
- 第6回(4月6日):世帯14.0%、個人7.6%
- 第7回(4月7日):世帯13.6%、個人7.5%
- 第8回(4月8日):世帯13.1%、個人7.4%
- 第9回(4月9日):世帯13.3%、個人7.6%
- 第10回(4月10日):世帯13.9%、個人7.7%
第8回の世帯13.1%は、序盤の公表一覧で番組ワーストの数値として掲載されました。その後、第10回には13.9%まで戻しています。ただし、これらは各話のリアルタイム視聴率であり、見逃し配信や録画視聴を含む数字ではありません。
週平均で見ると、第1週は14.3%、第2週は13.6%でした。第4週は14.1%、第5週は13.8%、第6週は13.1%、第7週は13.9%、第8週は14.7%と報告されています。第6週に低下した後、第7週、第8週と上向く動きがあり、毎週一方向に下がり続けたわけではありません。
放送期間全体では、第48回の16.9%が最高値となりました。最高回の数字は前作『ばけばけ』の最高世帯視聴率16.5%も上回っています。一方、最高回が高かったことと、期間平均が高かったことは別の話です。単発の上昇だけでなく、その水準を何週間維持できたかが、期間平均を考えるうえで重要になります。
【2026年最新・朝ドラ視聴率比較】『ばけばけ』『ブラッサム』との違い
『風、薫る』の数字を理解するには、前作『ばけばけ』、さらに2026年度後期の『ブラッサム』と比較するのが分かりやすいでしょう。以下は、ビデオリサーチの関東地区データなどで公表された平均世帯視聴率を中心に整理した比較です。
| 作品名 | 初回視聴率 | 期間平均世帯視聴率 | 比較のポイント |
|---|---|---|---|
| 風、薫る(2026年度前期) | 14.9% | 13.8% | 第48回に16.9%を記録。期間平均は歴代ワースト3位タイと報道 |
| ばけばけ(2025年度後期) | 16.0% | 15.2% | 『風、薫る』より初回は1.1ポイント、期間平均は1.4ポイント高い |
| ブラッサム(2026年度後期) | 15.5% | 集計中 | 9月28日スタート。初回は『風、薫る』を0.6ポイント上回った |
| あんぱん(2025年度前期) | 15.4% | 16.1% | 初回から期間平均にかけて、比較的高い水準を確保 |
| おむすび(2024年度後期) | 16.8% | 13.1% | 初回は高かったものの、期間平均は『風、薫る』を下回る |
| 虎に翼(2024年度前期) | 16.4% | 16.8% | 『風、薫る』より期間平均が3.0ポイント高い |
出典はビデオリサーチの朝ドラ視聴率一覧と、放送終了時および新作開始時の報道です。『ブラッサム』は2026年10月22日時点で放送中のため、期間平均を完結作品と比較することはできません。
前作との比較で最も大きいのは、期間平均の1.4ポイント差です。初回の差は1.1ポイントでしたが、全130回を通じて差がさらに広がりました。対して『ブラッサム』は初回15.5%と、『風、薫る』の初回を0.6ポイント上回りました。ただし、初回の好発進が期間平均の高さにつながるかどうかは、今後の推移を見なければ分かりません。
また、『おむすび』は初回16.8%から期間平均13.1%となった作品です。初回が高くても、その後の視聴者の定着が弱ければ期間平均は下がります。朝ドラの比較では、初回視聴率だけで順位をつけるより、初回・最高値・期間平均をセットで確認するほうが実態に近づけます。

【朝ドラ視聴率の歴代比較】『風、薫る』はワースト3位タイなのか
『風、薫る』の期間平均世帯視聴率13.8%は、歴代朝ドラの中でも低い水準です。放送終了時の報道では、2024年度後期『おむすび』の13.1%、2009年度後期『ウェルかめ』の13.5%に続き、2009年度前期『つばさ』の13.8%と並ぶ歴代ワースト3位タイと位置付けられました。
ただし、歴代比較では放送時間や集計対象にも注意が必要です。ビデオリサーチの一覧では、2020年度前期『エール』以降、月曜日から金曜日までの本編を対象にした期間平均が掲載されています。長い歴史を持つ朝ドラを比較する際には、放送時間や集計条件が異なる作品を同じ条件で測った数字として扱わないことが大切です。
近年の作品に絞って見ると、『風、薫る』の13.8%は、『おむすび』の13.1%に次ぐ低い水準です。一方で、『ばけばけ』は15.2%、『あんぱん』は16.1%、『虎に翼』は16.8%でした。作品ごとのテーマや視聴者層が異なるため、数字だけで物語の完成度を順位付けすることはできませんが、シリーズ全体の視聴動向を把握する指標にはなります。
つまり、『風、薫る』は「初回から最後まで一貫して低かった」という単純な作品ではありません。序盤に苦戦しながらも、6月3日には16.9%まで上昇しました。しかし、期間平均を15%台に戻すほどの高い水準を継続するには至らなかった、という見方が数字に沿った評価です。
【視聴率が伸び悩んだ理由】評判と作品の評価はどう違う?
『風、薫る』の序盤が伸び悩んだ背景について、放送コラムニストの高堀冬彦氏は、主人公のモデルとなった大関和と鈴木雅の知名度が放送開始前には高くなかったことや、第1週に主人公の父親の死という重い展開が置かれたことを指摘しています。物語の導入で視聴者が登場人物や時代背景を理解するまでに時間がかかった可能性を考えるうえで、ひとつの分析材料になります。
作品が扱ったのは、明治時代に看護の世界へ進んだ女性たちの物語です。見上愛が一ノ瀬りんを、上坂樹里が大家直美を演じ、実在した大関和と鈴木雅をモチーフにしたダブルヒロインの物語が展開されました。身近な題材や広く知られた歴史人物を扱う作品とは異なり、視聴者が物語の背景を知るところから始まる構成だった点は、序盤の入りやすさを考える際の論点です。
一方、高堀氏は、ヒロイン同士が合流していく展開や、看護の現場をリアルに描く点にも注目しています。実際に6月3日の第48回には世帯16.9%、個人9.4%を記録しました。こうした推移を見る限り、序盤の数字だけで作品の評価を固定するのは適切ではありません。作品への評価と視聴習慣が、放送期間中に変化する可能性があるためです。
では、評判が良ければ視聴率も高くなるのでしょうか。必ずしもそうとは限りません。リアルタイム視聴率は、放送時間にテレビをつけて視聴した世帯・個人の割合を測る指標です。作品への満足度、SNS上の話題性、録画視聴、見逃し配信での視聴は、それぞれ異なる動きを示すことがあります。視聴率が低いことだけを根拠に「不評だった」と断定することはできません。
また、特定の感想やSNS投稿が話題になったとしても、それが視聴者全体の評価を代表するとは限りません。『風、薫る』の評判を判断するなら、報道された視聴率の推移、評論家による作品分析、タイムシフトを含む視聴データを分けて捉える必要があります。

【世帯視聴率だけでは見えない実態】タイムシフト・配信の数字
『風、薫る』の視聴状況を考えるうえで見落とせないのが、リアルタイム視聴以外の視聴方法です。2026年10月に紹介されたビデオリサーチのデータによると、関東地区の期間平均世帯視聴率はリアルタイム13.8%に対し、タイムシフト視聴率は4.9%、総合視聴率は17.8%でした。個人視聴率も、リアルタイム7.6%に対してタイムシフト2.7%、総合10.1%となっています。
この「総合視聴率」は、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴を反映した指標です。リアルタイムとタイムシフトの単純な合算とは異なり、重複を考慮して算出されます。13.8%という数字は重要ですが、それだけを見て作品に接触した視聴者の全体像を語ることはできません。
同じ発表では、NHK総合とBSを合わせた視聴人数について、期間平均は重複を除いて1,640.6万人とされています。また、NHK ONEにおける全130回の平均再生回数は57.6万回でした。視聴率と視聴人数、配信再生回数は計測方法が違うため、そのまま足し合わせることはできませんが、テレビのリアルタイム視聴率だけでは捉えられない視聴行動があることを示しています。
朝ドラの数字を正しく読むには、次の3つを区別することが大切です。
- 世帯視聴率:テレビを視聴した世帯の割合。家族のうち何人が見たかまでは示しません。
- 個人視聴率:対象となる個人のうち、視聴した人の割合。世帯視聴率とは測定対象が異なります。
- 総合視聴率・配信再生回数:タイムシフトや配信などを含む視聴状況を捉える別の指標。リアルタイム視聴率と直接同じものとして比較できません。
『風、薫る』の期間平均13.8%は、リアルタイムでの視聴規模を示す確かな数字です。その一方、総合視聴率や配信再生回数も併せて確認すれば、作品がどのような視聴方法で見られていたかを、より立体的に理解できます。
【朝ドラ風薫る視聴率】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:朝ドラ『風、薫る』の初回視聴率は何%でしたか?
A1:2026年3月30日に放送された初回の平均世帯視聴率は、関東地区で14.9%でした。平均個人視聴率は8.3%です。いずれもビデオリサーチの調査による数字です。
Q2:『風、薫る』の最終回視聴率と期間平均は?
A2:2026年9月25日の最終回は世帯14.5%、個人8.0%でした。全130回の期間平均は世帯13.8%、個人7.6%です。
Q3:『風、薫る』の視聴率が最も高かったのは何回ですか?
A3:第48回にあたる2026年6月3日放送分です。世帯視聴率16.9%、個人視聴率9.4%を記録しました。
Q4:『ばけばけ』と比べると、どちらの視聴率が高かったですか?
A4:初回・期間平均ともに『ばけばけ』が上回りました。初回は『ばけばけ』16.0%、『風、薫る』14.9%。期間平均はそれぞれ15.2%、13.8%で、1.4ポイントの差があります。
Q5:『風、薫る』は歴代朝ドラで最低の視聴率ですか?
A5:最低ではありません。期間平均13.8%は、報道ベースでは『おむすび』の13.1%、『ウェルかめ』の13.5%に続く歴代ワースト3位タイです。歴代比較では放送時間や集計条件にも注意が必要です。
Q6:視聴率が低いということは、作品の評判も悪かったのでしょうか?
A6:視聴率だけでは断定できません。リアルタイム視聴率は放送時間中の視聴状況を示す指標であり、作品の満足度やタイムシフト視聴、配信での視聴をすべて表すものではありません。『風、薫る』は総合視聴率17.8%、NHK ONEの全130回平均再生回数57.6万回も公表されています。
まとめ:『風、薫る』の視聴率から分かることと今後の比較基準
朝ドラ『風、薫る』は、初回14.9%、最終回14.5%、期間平均13.8%で放送を終えました。前作『ばけばけ』の期間平均15.2%を下回り、歴代朝ドラの中でも低い水準に位置します。一方、第48回には16.9%を記録しており、放送期間を通じて視聴者の反応が一定だったわけではありません。
『風、薫る』の視聴率を評価するときは、初回の数字だけでなく、各話の推移、週平均、最高値、期間平均を分けて見ることが欠かせません。さらに、世帯視聴率と個人視聴率、リアルタイム視聴とタイムシフト視聴の違いを把握すれば、数字の意味を取り違えずに済みます。
2026年度後期の『ブラッサム』は初回15.5%でスタートしましたが、放送期間全体の評価はまだ確定していません。今後の朝ドラ視聴率ランキングを追う際も、初回の好不調だけで判断せず、週ごとの推移と期間平均、視聴方法の変化を合わせて確認することが、作品の実態を読み解くための基準になります。 (出典: 朝ドラ 風薫る 視聴率(Yahoo!ニュース))