阪神タイガース近本光司の2026年成績は?新人159安打・盗塁王6度・FA残留を徹底解説
阪神タイガースの近本光司は、卓越した出塁能力と走塁技術を武器に、チームの攻撃を支えてきた外野手だ。2019年のプロ入り1年目にセ・リーグ新人最多の159安打を記録し、2025年には通算1000安打、通算200盗塁を達成。さらに、同年までに通算6度の盗塁王に輝いている。
2026年シーズンは左手首の骨折による離脱を経験したものの、復帰後も打率3割を超える成績を残した。NPB公式の年度別成績、阪神タイガースの選手プロフィール、球団発表、報道各社の記録を基に、近本光司の現在の成績、プロフィールと経歴、歴代記録、FA権を行使せず残留した経緯、そして今後の注目点を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の成績:シーズン終了時点で90試合出場、打率.306、114安打、12盗塁を記録。
- 歴史的な実績:2019年に新人最多159安打を達成し、2025年までに通算1000安打、200盗塁、6度の盗塁王を記録。
- 現在の立場:2025年11月に国内FA権を行使せず阪神残留を表明。2026年は骨折からの復帰と安定した打撃が焦点となった。
【2026年最新成績】近本光司の現在は?打率・安打・盗塁を確認
2026年の近本光司は、故障による長期離脱を挟みながらも、復帰後に高い打率を記録した。阪神タイガース公式サイトの2026年度成績では、レギュラーシーズン終了時点の数字は次のとおりだ。
- 出場試合数:90試合
- 打率:.306
- 安打数:114安打
- 本塁打:5本
- 打点:17打点
- 盗塁:12個
- 出塁率:.374
2026年4月26日の広島戦で左手首に死球を受け、骨折が判明。翌27日に出場選手登録を抹消された。日刊スポーツの7月12日付報道によると、近本は約2カ月半の離脱を経て7月11日のヤクルト戦で1軍に復帰した。
復帰後は1番打者として出場し、安打を積み重ねた。シーズン終了時点の打率は.306で、前年の.279を上回っている。ただし、出場試合数は前年の140試合から90試合に減少しており、打席数も414にとどまった。規定打席に到達したシーズンの数字と単純に比較するのではなく、離脱期間を踏まえて評価する必要がある。
また、2026年8月20日には公式戦通算1000試合出場を達成した。阪神で長期間にわたってレギュラーを務めてきたことを示す節目であり、安打や盗塁だけでなく、出場を積み重ねてきた実績にも注目したい。

【プロフィール・経歴】近本光司はどんな選手?出身地からドラフト1位入団まで
近本光司は1994年11月9日生まれ、兵庫県出身の外野手。2026年10月時点では31歳で、同年11月に32歳を迎える。阪神タイガースでは背番号5を着用し、左投左打の中堅手としてプレーしている。
阪神タイガース公式選手名鑑に掲載されている経歴は、社高校、関西学院大学、大阪ガスを経て阪神に入団するというものだ。2018年のドラフト会議で阪神から1位指名を受け、2019年にプロデビューした。
社会人野球を経て入団した近本は、ルーキーイヤーからレギュラーの座をつかんだ。打率.271、159安打、36盗塁という成績を残し、盗塁王も獲得。新人特別賞にも選ばれ、プロの舞台で即戦力として活躍した。
2021年には打率.313、178安打を記録し、最多安打のタイトルを獲得。2023年には阪神の日本シリーズ制覇に貢献し、日本シリーズMVPにも選ばれた。2021年から2025年までは5年連続でベストナインとゴールデングラブ賞を受賞しており、打撃、走塁、守備の各面で評価されてきた。
出身地とのつながりも特徴の一つだ。近本は兵庫県淡路市出身で、淡路市スポーツ親善大使を務めている。淡路市教育委員会の2025年11月の資料では、同年12月18日から2年間の再委嘱が示され、4期目に入ったことが確認できる。
【年度別成績一覧】2019年の新人159安打から2026年までを比較
近本光司の成績を年度別に見ると、プロ入りから安打数を安定して積み上げてきたことが分かる。以下はNPB公式の個人年度別成績に基づく、2019年から2026年までの主要な打撃記録だ。2026年はシーズン終了時点の数値を掲載している。
| 年度 | 出場試合 | 安打 | 打率 | 盗塁 | 主な実績・特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 142 | 159 | .271 | 36 | 新人最多安打、盗塁王 |
| 2020年 | 120 | 139 | .293 | 31 | 2年連続盗塁王 |
| 2021年 | 140 | 178 | .313 | 24 | 最多安打 |
| 2022年 | 132 | 154 | .293 | 30 | 盗塁王 |
| 2023年 | 129 | 143 | .285 | 28 | 盗塁王、日本シリーズMVP |
| 2024年 | 141 | 160 | .285 | 19 | 盗塁王 |
| 2025年 | 140 | 160 | .279 | 32 | 通算1000安打・200盗塁、盗塁王 |
| 2026年 | 90 | 114 | .306 | 12 | 左手首骨折から復帰 |
| 通算 | 1034 | 1207 | .290 | 212 | 2026年シーズン終了時 |
特に目を引くのは、2021年の178安打と2024、2025年の2年連続160安打だ。近本は新人時代だけの一発屋ではなく、毎年のように安打を積み重ねてきた打者である。
2026年は出場試合数が90試合にとどまった一方、打率.306を記録した。出場機会が限られたシーズンでも安打を生み出す能力を示したものの、年間を通した貢献度や盗塁数を前年までと同じ基準で比較するには、故障による離脱を考慮する必要がある。
なお、NPB公式の通算成績は2026年シーズン終了時点で1207安打、212盗塁。通算打率は.290となっている。
【歴代記録を検証】新人最多159安打・通算1000安打・盗塁王6度の価値
2019年の159安打は、セ・リーグ新人最多安打記録を更新した数字だ。それまでの記録は長嶋茂雄が1958年に記録した153安打。近本はプロ1年目でこれを上回り、セ・リーグ新人選手の年間安打記録を塗り替えた。NPB全体でも新人シーズンの安打数として歴代2位に当たる実績として知られる。
ただし、2019年の新人王を受賞したのはヤクルトの村上宗隆だった。近本は新人特別賞を受賞している。新人最多安打という記録と新人王という表彰は別のものであり、混同しないようにしたい。
次の節目となったのが通算1000安打だ。阪神タイガース公式サイトによると、近本は2025年6月7日のオリックス戦で通算1000安打を達成した。プロ入りから7年目で到達した節目であり、球団の生え抜き選手としても早い段階での達成となった。
さらに、2025年9月22日のヤクルト戦では通算200盗塁を達成。NPB公式の達成記録ではプロ野球史上81人目に当たる。阪神では吉田義男、赤星憲広に続く3人目の記録だった。2026年シーズン終了時点の通算盗塁数は212まで伸びている。
近本の象徴的な実績といえば、盗塁王の獲得回数だ。獲得年度は2019年、2020年、2022年、2023年、2024年、2025年の6回。2025年には32盗塁で4年連続、通算6度目のタイトルを獲得した。
NPBの2025年シーズン記録の回顧によれば、6度の盗塁王はセ・リーグのタイ記録で、柴田勲に並ぶ実績だ。一方、プロ野球全体の最多記録は福本豊の13度。近本の6度はセ・リーグ史上に残る数字だが、プロ野球全体の最多記録とは区別して理解する必要がある。
盗塁数だけでなく、走る場面を選ぶ判断も近本の持ち味だ。2025年9月の報道では、本人が「必要であれば走りますし、必要でなければ走らないです」と話している。単に速く走るだけでなく、試合展開や相手バッテリーを考慮して次の塁を狙う姿勢が、長期にわたるタイトル獲得を支えている。
【FA権を行使せず残留】2025年11月の決断と阪神への思い
2025年8月19日、近本は国内FA権の取得要件を満たした。プロ入りから7年目での取得であり、今後の所属球団を選択できる立場になったことで、去就が注目された。
阪神タイガースは2025年11月11日、近本がFA権を行使せず残留すると公式発表した。同日の記者会見を伝えた共同通信の報道では、近本は決断にあたって「本当に悩んだ」と語り、甲子園のファンの声援の中でプレーすることへの思いを説明している。契約は複数年と報じられた。
球団公式サイトに掲載された本人コメントでは、阪神について「すごく縁のある球団ですし」と述べ、甲子園球場の歓声の中でプレーすることへの思いを表明した。また、チームで再び優勝し、ファンやチームメイト、球団関係者と喜びを分かち合いたいという意欲も示している。
この決断は、単に移籍しなかったというだけではない。近本は兵庫県出身で、阪神の主力選手として長年プレーしてきた。本人が公に示した甲子園への愛着やチームへの思いは、残留を理解するうえで重要な材料となる。
一方で、FA権を行使しない選択は、選手としての評価や市場価値を否定するものではない。選手には出場環境、契約条件、チームとの関係など複数の判断材料がある。近本の場合、公式コメントで語られた球団との縁や優勝への意欲が、残留を説明する具体的な手がかりになっている。

【2026年の注目点】近本光司の強みと今後の評価基準
2026年の近本を評価する際に重要なのは、打率だけでなく、出場機会、出塁能力、走塁、守備を合わせて見ることだ。長期離脱があった今季は90試合の出場にとどまったが、打率.306、出塁率.374という成績を残した。限られた打席でも塁に出て、攻撃の起点になる能力は引き続き注目に値する。
近本の役割は、長打で大量得点を生み出す中軸打者とは異なる。安打や四球で出塁し、走塁で相手に圧力をかけ、後続打者が得点する機会を増やすリードオフマンだ。盗塁はその一部であり、出塁してから次の塁を奪うまでの一連の働きが評価対象になる。
また、2026年は左手首の骨折から復帰したシーズンでもある。今後の評価では、打率の高さだけでなく、出場試合数をどこまで戻せるか、走塁の機会をどの程度確保できるか、守備を含めて安定してプレーできるかがポイントとなる。年間を通した稼働と、1試合ごとのパフォーマンスは分けて見るべきだ。
近本の成績を調べる読者にとって、情報源の使い分けも大切だ。最新の打率や盗塁数、年度別成績を確認するならNPB公式や阪神タイガース公式の選手名鑑が基本となる。FAの経緯や本人の発言は球団発表と当日の報道、記録の歴史的な位置づけはNPBの記録資料を参照すると、数字と背景を整理しやすい。
評価を誤りやすいのは、単年の打率だけで選手の価値を決めること、盗塁数だけで走塁能力を判断すること、あるいは記録の獲得回数をプロ野球全体の最多記録と混同することだ。近本の場合、安打数の安定性、出塁能力、盗塁の判断、守備、そして長期的な出場実績を合わせて見ることで、チームにおける役割がより明確になる。
【阪神タイガース近本】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:近本光司の2026年の成績は?
A1:NPB公式の2026年シーズン終了時点の成績は、90試合出場、打率.306、114安打、5本塁打、17打点、12盗塁。左手首の骨折による離脱があり、前年より出場試合数は少なくなった。
Q2:近本光司は盗塁王を何回獲得している?
A2:2019年、2020年、2022年、2023年、2024年、2025年の計6回。セ・リーグでは柴田勲に並ぶタイ記録となっている。プロ野球全体の最多記録は福本豊の13回。
Q3:近本光司は新人王を受賞した?
A3:2019年の新人王はヤクルトの村上宗隆。近本は新人特別賞を受賞した。同年の159安打は、セ・リーグ新人最多安打記録を更新した実績として残っている。
Q4:近本光司はいつ通算1000安打と200盗塁を達成した?
A4:通算1000安打は2025年6月7日のオリックス戦、通算200盗塁は同年9月22日のヤクルト戦で達成した。2026年シーズン終了時点では通算1207安打、212盗塁となっている。
Q5:近本光司はFA権を行使して移籍した?
A5:2025年11月11日に国内FA権を行使せず、阪神タイガースに残留すると発表した。球団公式サイトでは、甲子園の歓声やチームで再び優勝したいという本人の思いがコメントとして掲載されている。
まとめ:近本光司の実績は2026年以降もどう評価すべきか
近本光司は、2019年の新人最多159安打を出発点に、最多安打、6度の盗塁王、通算1000安打、通算200盗塁と実績を積み上げてきた。2026年シーズン終了時点の通算成績は1207安打、212盗塁。阪神タイガースのリードオフマンとして、打撃と走塁の両面で歴史に残る数字を築いている。
2026年は左手首の骨折による離脱があり、出場試合数は90試合だった。それでも打率.306を記録し、8月には公式戦通算1000試合出場も達成した。今後は打率の維持に加え、年間を通じた出場、出塁、走塁、守備をどこまで安定させられるかが評価のポイントになる。
FA権を行使せず阪神残留を選んだ近本にとって、次の目標は個人記録の更新だけではない。チームの攻撃を動かし、甲子園のファンと再び優勝の喜びを分かち合うことも、本人が公に示している目標だ。2026年の成績を正しく読み解くには、故障による離脱という事情と、復帰後に示した打撃力の両方を踏まえ、長期的な実績の中で評価することが欠かせない。 (出典: 阪神 タイガース 近 本(Yahoo!ニュース))