オリックス山崎颯一郎の現在は?2026年成績と背番号21、復活の転機を徹底解説
オリックス・バファローズの山崎颯一郎投手は、剛速球を武器に勝ちパターンを支える右腕として知られる。2023年には53試合に登板してチームのリーグ3連覇に貢献した一方、2024年は故障の影響で7試合、2025年も3度の登録抹消を経験。順風満帆とはいえないキャリアを歩んできた。
しかし、2026年は開幕からシーズンを完走し、NPB公式の個人年度別成績によると、52試合登板、4勝4敗、25ホールド、防御率2.21を記録。前年の不振から立て直し、ブルペンの中核として存在感を取り戻した。日刊スポーツ・プレミアムが2026年10月15日に掲載したインタビューでも、シーズン完走の手応えと次の課題が取り上げられている。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の成績:52試合登板、4勝4敗、25ホールド、防御率2.21。目標としていた50試合登板を達成した。
- 復活の転機:2025年のファーム再調整で投球フォームや配球を見直し、球威と投球時の余裕を取り戻した。
- 背番号21と今後:憧れの番号への変更を経て、2027年は中継ぎのさらなる進化に加え、先発や抑えへの挑戦も選択肢となっている。
【2026年最新情報】山崎颯一郎の現在は?シーズン完走で示した復活
2026年10月現在、山崎颯一郎はオリックスのブルペンを支える投手として、前年からの巻き返しを数字で示した。日本野球機構(NPB)の2026年シーズン終了時の個人年度別成績では、52試合に登板し、4勝4敗、25ホールド、防御率2.21。53イニングを投げて56奪三振を記録している。
注目したいのは、登板数だけではない。2025年は28試合、防御率4.28だったが、2026年は登板数を大幅に増やしながら防御率を2点台前半まで改善した。被安打36、与四球15、被本塁打4という成績も、投球内容を評価するうえで重要な材料になる。
山崎は1998年6月15日生まれ、石川県出身。身長190センチ、右投右打の投手で、敦賀気比高校から2016年ドラフト6位でオリックスに入団した。2026年シーズン終了時点で28歳。球団公式の2026年選手名鑑でも、背番号21の投手として掲載されている。
2026年10月15日付の日刊スポーツ・プレミアムの記事では、本人がシーズン完走について「よかったかなと思います」と振り返り、目標を達成できた手応えを語っている。一方、前半戦には投球のムラがあったことも認めており、復活を遂げたシーズンであっても、改善の余地を意識している点が印象的だ。
つまり、2026年の山崎は単に一時的な好投を見せたのではない。年間を通して一軍で投げ続け、前年の課題を克服しながら、チームの重要な局面を任される投手へ戻ったことに価値がある。

【年度別成績】2021年から2026年までの成長と浮き沈み
山崎颯一郎のキャリアを理解するには、好成績を残した年だけでなく、登板機会が減った時期も合わせて見る必要がある。NPB公式の個人年度別成績を基に、主要な投手成績を整理した。
| 年度 | 登板 | 勝敗 | セーブ・ホールド | 防御率 | 主な動き |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年 | 9試合 | 2勝2敗 | 0セーブ・0ホールド | 3.69 | 5月1日にプロ初登板 |
| 2022年 | 15試合 | 0勝2敗 | 1セーブ・6ホールド | 3.00 | 救援投手として経験を積む |
| 2023年 | 53試合 | 1勝1敗 | 9セーブ・27ホールド | 2.08 | リーグ3連覇に貢献 |
| 2024年 | 7試合 | 0勝1敗 | 0セーブ・0ホールド | 1.35 | 故障の影響で登板数が減少 |
| 2025年 | 28試合 | 2勝1敗 | 0セーブ・4ホールド | 4.28 | 3度の登録抹消を経験 |
| 2026年 | 52試合 | 4勝4敗 | 0セーブ・25ホールド | 2.21 | 50試合登板を達成しシーズン完走 |
出典:日本野球機構(NPB)公式「個人年度別成績」。2026年はシーズン終了時の数値。
この表から分かるのは、山崎のキャリアが一直線に伸びてきたわけではないという事実だ。2021年に一軍で9試合に登板し、2022年には救援として15試合を経験。翌2023年に53試合登板、27ホールド、9セーブ、防御率2.08という数字を残し、勝ちパターンの一角へと成長した。
2024年は7試合にとどまった。防御率だけを見ると1.35と良好だが、投球回は6回2/3しかなく、年間を通じて実力を発揮できたシーズンではなかった。2025年も28試合、防御率4.28と苦戦。そこから2026年に52試合登板、防御率2.21へと戻したことが、今回の復活を評価する最大の根拠になる。
なお、ホールドとセーブは同じ意味ではない。ホールドは主にリードを保ったまま救援投手が降板した際などに記録され、セーブは試合を締めくくる特定の条件を満たした場合に記録される。2023年は9セーブも挙げた山崎だが、2026年は25ホールドを記録。守護神として固定されたというより、試合の終盤をつなぐ役割で力を発揮したシーズンだった。
【背番号21への変更理由】63番から憧れの番号を選んだ背景
山崎颯一郎の背番号は、2023年までの63から、2024年シーズンより21へ変更された。オリックス球団は2023年11月26日に背番号変更を公式発表しており、山崎のほか、宇田川優希投手や阿部翔太投手も番号を変更している。
山崎が21を選んだ背景には、右肘の故障で苦しんでいた時期に見ていたメジャーリーガーの存在がある。日刊スポーツの2023年11月26日付報道によると、山崎が意識していたのは、ロサンゼルス・ドジャースなどで活躍してきたウォーカー・ビューラー投手。ビューラーが着用していた番号が21だった。
背番号変更に際し、山崎は「自分の好きな番号で野球ができるのでうれしい。さらに進化した自分を見せられたら」と意欲を示している。故障からの復帰を目指していた時期に憧れた番号を、自分のものにしたという経緯だ。
背番号21への変更は、成績や役割が自動的に変わることを意味しない。しかし、2023年に53試合登板を達成した直後の変更であり、本人がさらなる成長への意欲を示した出来事として捉えられる。
実際、2024年は故障の影響で7試合にとどまり、背番号変更後すぐに順調なシーズンを送れたわけではなかった。それでも2026年には52試合登板を達成。番号に込めた思いを、結果と継続性で形にし始めたと評価できる。

【復活の転機と登録抹消の理由】2025年の苦境から何を変えたのか
山崎の復活を語るうえで外せないのが、2025年に繰り返した登録抹消と、ファームでの再調整だ。2024年は右肩鎖骨の奥から背中側にかけての筋肉の肉離れの影響で7試合にとどまり、2025年は復活を期して開幕一軍入りを果たした。しかし、開幕直後から投球内容が安定しなかった。
Full-Countが2025年9月1日に掲載した取材記事によると、山崎は開幕後3試合に登板した段階で二軍へ降格。その後、一軍に戻ったものの、再び登録を抹消され、7月15日に再登録された。ところが、8月5日の楽天戦でサヨナラ打を浴び、翌6日に今季3度目の登録抹消となった。
この時期の課題は、単純に球速が落ちたことだけではなかった。同記事では、フォームの安定性や直球の球速に加え、打者に対する配球の意識が取り上げられている。山崎は、ボール自体がよくても打者の得意なコースに投げてしまえば打たれることに着目し、捕手任せにせず、自分自身で投球の意図を明確にすることに取り組んだ。
さらに重要だったのが、投球フォームへの向き合い方だ。2025年8月の再調整では、岸田護監督や厚澤和幸投手コーチから、現在の投げ方を変えないよう助言を受けたと本人が明かしている。フォームを大きく変えるのではなく、今ある投球をどう生かすかに重点を置いた。
2025年9月には、復活を印象づける登板があった。スポーツ報知の2025年9月21日付報道によると、9月20日のソフトバンク戦で、山崎は8回無死満塁という厳しい場面から登板。空振り三振、中飛、見逃し三振で無失点に抑え、チームの勝利につながる好救援を見せた。
この登板に至る過程では、8月の降格時に岸田監督と投球動画を見比べ、左足を上げたときの股関節の位置や動きを確認したことも報じられている。再調整後は直球の球威が戻り、内角を狙った球でも力のある速球を投げられるようになった。
そして、9月13日に一軍へ再登録された際には、ファームで10試合連続無失点を継続していた。登録抹消は一時的な評価の低下を示すが、山崎の場合、二軍で課題を整理し、登板内容を改善する時間にもなった。2026年の成績は、この再調整で得た技術的・心理的な変化を、年間を通じた結果につなげたものと考えられる。
【最速160キロの直球と投球術】52試合完走を支えた武器
山崎颯一郎の最大の魅力は、190センチの長身から投げ下ろす角度のある直球だ。Full-Countの2025年9月1日付記事では、最速160キロのストレートとフォークが紹介されている。また、2023年5月30日の広島戦では158キロの直球で空振り三振を奪ったことが報じられた。
ただし、最速の数字だけで投手の実力を判断するのは適切ではない。球速が出ていても、コースや高さが甘ければ打者に捉えられる。2025年に山崎が苦しんだ背景にも、直球の球威やフォームの安定性に加え、打者の得意なゾーンを避ける配球の課題があった。
2026年は、直球に加えてフォークや、フォークとチェンジアップの中間に位置する球種「フォーチェ」の精度も向上したとスポーツ報知が報じている。NPB公式の成績では53イニングで56奪三振を記録しており、奪三振数が投球回数を上回った点も、空振りを奪う能力を示す材料になる。
また、2026年の与四球は15、WHIPはパ・リーグ.com掲載の公式成績で0.96だった。WHIPは1イニングあたりに許した安打と四球の合計を示す指標で、低いほど走者を出しにくい傾向がある。防御率2.21と合わせて見ることで、山崎が単に球速で押すだけでなく、走者を背負うリスクを抑えながら投げたことが分かる。
では、なぜ52試合を投げ切れたのか。2026年2月の日刊スポーツ報道によると、山崎は2025年春の98キロから減量し、93キロを維持。開幕から良い状態で入ることを目標に、例年より早い段階でブルペン入りするなど、準備の仕方も見直していた。
2026年10月15日付の日刊スポーツ・プレミアムの記事でも、本人は2023年以来となる50試合以上の登板を振り返り、目標を達成できたことに手応えを示している。一方で、前半戦には投球のムラがあったと認め、後半戦の内容を次につなげる考えを語った。
つまり、52試合完走の背景には、直球の球威だけでなく、体重管理、早めの調整、配球への意識、投球フォームの安定という複数の要素がある。剛速球を投げられることと、シーズンを通じて安定して抑えられることは別の課題であり、山崎はその両方を改善しつつある。

【勝ちパターン定着と2027年の展望】先発・抑えへの挑戦はあるのか
2026年の山崎は、25ホールドを記録し、終盤の重要な局面を担う投手として結果を残した。2023年には9セーブを挙げており、抑えに近い役割を経験した実績もある。そのため、今後の起用法として、勝ちパターンの中継ぎを続けるのか、守護神を目指すのか、それとも先発へ転向するのかが注目される。
2026年10月14日付のデイリースポーツによると、山崎は2027年シーズンの先発転向について、球団から話があればしっかり考えたいという姿勢を示した。また、リリーフを続ける場合には、抑えを目標にする考えも明らかにしている。
ただし、先発転向や抑えへの配置転換が決定したわけではない。現時点で具体的な起用法は未定であり、チームの投手陣の構成や外国人選手の去就なども判断材料になる。本人も起用法は自分だけで決められるものではないという立場を示している。
現実的な評価としては、まず中継ぎで年間を通して安定した投球を続けられるかが重要だ。2026年は52試合、防御率2.21、25ホールドと復活を印象づけた一方、前半戦のムラも本人が認めている。勝ちパターンに定着するには、好調時の球威を維持するだけでなく、調子が万全でない日にも失点を抑える投球術が求められる。
球種の面では、カーブの再習得も次の課題だ。2026年10月のスポーツ報知報道によると、山崎はカーブを打者の目線を変える球として使えるようにしたい考えを示している。直球とフォーク、フォーチェに新たな選択肢が加われば、打者に的を絞らせにくくなり、救援投手としての対応力も高まる可能性がある。
先発転向を選ぶ場合は、複数イニングを投げるためのスタミナ配分や球種の組み立てが課題になる。一方、抑えを目指す場合には、試合を締めくくる場面での安定性と、連投を含む年間の負荷への対応が問われる。いずれの道でも、2026年に示したシーズン完走の実績は大きな土台となる。
【プロの結論】山崎颯一郎を評価するなら見るべき3つの基準
山崎颯一郎の復活を評価する際、最も分かりやすい指標は登板数だ。2024年の7試合、2025年の28試合から、2026年は52試合へ増加した。これは単発の好投だけでは達成できない数字であり、年間を通して一軍の戦力として計算されたことを意味する。
第二の基準は、防御率と走者を出す頻度だ。2026年は防御率2.21に加え、WHIP0.96を記録した。速球の最速だけでなく、安打や四球を抑え、失点につながる場面を減らせているかを見ることで、投球の安定性をより正確に把握できる。
第三の基準は、役割の継続性である。25ホールドという実績は、終盤のリードを守る場面で起用されてきたことを示す。ただし、ホールド数だけで勝ちパターンへの完全定着を断定することはできない。登板時の状況、失点の有無、連投時のパフォーマンスなどを合わせて評価する必要がある。
山崎は、故障による離脱、登録抹消、フォームや配球の見直しを経て、2026年に50試合以上の登板を再び達成した。今回の復活で特に注目すべきなのは、剛速球という従来の武器を取り戻しただけでなく、その武器をどう使うかという投球術にも意識を向けた点だ。
2027年に向けては、勝ちパターンでの定着、抑えへの挑戦、先発転向の可能性が焦点になる。どの役割を担うにしても、2026年の数字を一度限りの好成績に終わらせず、年間を通じて安定した投球を続けられるかが評価の分かれ目になる。
【オリックス山崎颯一郎】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:山崎颯一郎の2026年の成績は?
A1:NPB公式の2026年シーズン終了時の成績は、52試合登板、4勝4敗、25ホールド、防御率2.21、53イニング、56奪三振。2025年の28試合、防御率4.28から大きく改善した。
Q2:山崎颯一郎の背番号21はなぜ変更された?
A2:2023年までの背番号63から、2024年シーズンより21へ変更された。右肘の故障中に見ていたウォーカー・ビューラー投手が21を着用していたことが背景にあり、山崎自身も好きな番号でプレーできる喜びを語っている。
Q3:山崎颯一郎はなぜ登録抹消を繰り返した?
A3:2025年は投球フォームの安定性や直球の球速、配球面の課題などがあり、シーズン中に3度の登録抹消を経験した。8月の再調整では投球フォームを大きく変えず、股関節の動きや配球への意識を見直し、9月に一軍へ復帰した。
Q4:山崎颯一郎の最速は何キロ?
A4:過去には最速160キロの直球が報じられている。2023年の広島戦では158キロを計測した。2026年も直球を軸に、フォークやフォーチェを組み合わせた投球で奪三振を重ねた。
Q5:山崎颯一郎は2027年に先発や抑えへ転向する?
A5:2026年10月の報道では、本人は先発転向の打診があれば検討する姿勢を示し、中継ぎを続ける場合は抑えも目標に挙げている。ただし、起用法は決定しておらず、今後の球団の編成や投手陣の状況によって判断される。
まとめ:2026年の復活を2027年のさらなる進化につなげられるか
オリックスの山崎颯一郎は、2023年に53試合登板、9セーブ、27ホールドを記録してブルペンの中核へ成長した後、2024年の故障と2025年の不振に苦しんだ。しかし、ファームでの再調整を通じてフォームや配球への意識を見直し、2026年は52試合登板、防御率2.21、25ホールドという成績を残した。
背番号21への変更は、憧れの投手に由来する本人の思いが込められた出来事だった。そして2026年のシーズン完走は、単なる球速の復活にとどまらず、準備や投球術を改善して年間を戦い抜いた成果でもある。
今後の焦点は、勝ちパターンへの定着を確かなものにできるか、抑えや先発といった新たな役割に挑戦するのかという点だ。球速の数字だけでなく、防御率、WHIP、ホールド数、年間の登板数を合わせて追うことで、山崎颯一郎がどこまで進化したのかをより具体的に評価できる。2026年に取り戻した安定感を継続できれば、2027年はオリックスの投手陣における役割をさらに広げるシーズンになる可能性がある。 (出典: オリックス 山崎 颯 一郎(Yahoo!ニュース))